甲状腺機能低下症の患者さんの保険加入時の告知ポイント

苦悩するビジネスマン

 

甲状腺機能低下症は女性に多く、甲状腺ホルモンの分泌が不十分となり活動性が低下する病気です。この原因にはいくつかあり、甲状腺自体が損なわれることで起こる原発性機能低下症、甲状腺をコントロールしている甲状腺刺激ホルモンであるTSHの分泌が低下することで起こる続発性機能低下症、ごく稀に起こる甲状腺ホルモン不応症とに分類されます。

甲状腺ホルモンは全身の代謝の維持に重要

甲状腺ホルモンは、全身の代謝を維持する重要な役割を持つホルモンです。これが低下すると体全体の活動力が落ちるため、昼夜を問わず眠くなり、全身に強い倦怠感を覚え、計算や記憶などにも低下がみられます。更に体温が低下するため皮膚の乾燥や夏でも汗が出なくなります。顔はむくみがちになり脱毛現象が起こり、声も低音化してきます。体重は増加し、便秘がちになり、月経が止まることもあります。

甲状腺機能低下症で保険に入るポイント

この病気は長期にわたり薬の飲み続けなければならないため治療期間もとても長いのです。こうした病気にかかった際に頼りになる保険はあるのでしょうか。また、正確に告知しても加入できる可能性はあるのでしょうか。

甲状腺機能低下症と診断されても、治療をしていれば条件付きで加入することができる場合があります。まずは告知ポイントを見ていきましょう。

.症状・治療方法、2.手術の有無、3.甲状腺ホルモン(T3・T4・TSH)などの推移、4.手術後であれば病理組織診断が良性か悪性であるか5.診療した医療機関名と治療のため服用している薬剤名。これらを正確に告知することが大切です。

保険タイプ別に見ると、一般的なものは甲状腺機能低下症の治療状況や症状により、条件付きではあるものの、正確に告知することで入れる場合があります。

また、限定告知型の場合でも、症状や治療状況によってではありますが、正確に告知することで入ることが可能です。

無選択型は告知なく保険に加入

無選択型の場合は、査定に関係なく基本的に入ることが可能です。

しかし、このポイントを正確に告知しても必ず加入が出来るわけではありません。それは、甲状腺機能低下症の病状によって変わってくるからです。

甲状腺機能低下症は、ホルモンの分泌が低下するために神経系や心臓、各器官の代謝機能が低下してしまいます。それによって血圧異常などが引き起こされる可能性があります。それを避けるため、長期間にわたり甲状腺ホルモン剤などの薬を飲まなければならなくなります。こうしたことから、特に医療保険では部位不担保などの条件が付いてしまう場合があります。

まとめ

しかし、慢性甲状腺炎(橋本病)のように甲状腺腫があっても正常な細胞が残っているおかげで甲状腺機能低下が見られないものもあり、こうした場合は加入の可能性も高くなります。

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